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ホームカミングデー・授業・演習風景【2025年9月】

【ホームカミングデー】
2025年9月19日、今年の3月に卒業した63回生を教職員がお迎えし、ホームカミングデーを開催しました。
教務長より、お帰りなさいの気持ちを込めた開会のご挨拶からスタートしました。
ちなみに、ホワイトボードの素敵なイラストは、在校生が描いてくれました。

ケーキやドリンクをいただきながら、4月から始まった新生活について教職員と談笑しています。

日々の疲れやストレスを癒してもらおうと、教員が4種類の香り(ローズマリーシネオール、ベルガモット、リトセアレモン、ブラックスプルース)のアロマスプレーを準備し、卒業生に香りを選んでもらい、プレゼントしました。ちなみにブラックスプルースが人気No.1で、深く森にいるような森林浴効果で心を浄化する作用が期待できるようです。

最後に、副校長によるエールを込めたご挨拶により、閉会しました。

記念撮影の1枚です。
皆さん良い表情で帰ってきてくれたので、今後益々のご活躍を期待したいです。

【1年生:演習風景】
基礎看護技術の「清潔の援助」では、手浴を行いました。
手浴は病気などによって、全身浴ができない患者さんの清潔を保持し、お湯を使って部分的な洗浄や感染予防や循環促進に有効的なケアです。リラクゼーション効果や入眠効果を促す目的もあるので、安楽な体位や洗浄後はすぐに水分をタオルで拭き取り、保温することも必要になります。

【1年生:演習風景】
基礎看護技術の「呼吸・循環を整える技術」として酸素療法を演習しました。
酸素療法は全身への酸素供給が不十分な患者さんに対して低酸素状態を予防・改善する目的で行われる治療です。酸素マスクがきちんと装着できているか、医師の指示通りの酸素流量であるかを確認しています。

酸素療法には検査の際など病室から移動する場合に酸素ボンベを使用します。
スパナを用いて酸素ボンベに酸素流量計を固定しています。また、移動の途中や検査待ちの間に酸素不足に陥らないよう、使用前に酸素の残量を確認することが重要です。

【1年生:演習風景】
基礎看護技術の「ヘルスアセスメント」の技術の一環で血圧測定を演習しています。
患者役の学生の動脈を触知し、測定器具を正しく巻き、正確な技術を習得することが求められます。

演習中、2名の教員がラウンドし、測定器具の正しい巻き方を指導したり、教員と学生が同時に音を聴くことで、正確な血圧測定の技術が身につくようにしています。

【2年生:演習風景】
成人看護学援助論Ⅰでは、手術後の患者さんを想定した看護実践を演習します。
足の動脈を触知したり、指示書を用いて鎮痛薬の確認を行ったり、手術後は合併症予防のための観察や手術でできた傷の痛みを薬剤でコントロールすることが必要になります。

そして、合併症を予防するには、痛みをコントロールしながら、手術翌日から歩行を促すことが必要になります。
ベッドから起き上がり、ベッドの端に座った時点で、患者さんの状態に変化がないか、酸素の不足がないか確認します。次に立ち上がりを介助し、ふらつきがないか確認しながら、歩行を促します。

看護実践をグループで振り返り、技術の安全性や観察点の不足などブラッシュアップし、よりよい看護実践のためにどうすべきであったかを考えます。
2年生は、来年1月には臨地実習が始まるので、演習での学びを患者さんの術後回復に向けた看護実践につなげて欲しいです。

【3年生:実習リフレクション】
9月の臨地実習を終えての実習リフレクション風景です。
「事例を通して自立の促進を考えることができる」をテーマに、実習で担当した患者さんとの関わりを通じて、学んだことを共有し、協同学習を行います。

全体共有の際は、グループ番号の札を積極的にあげてグループで話し合った内容を発表し、活発な意見交換を行いました。

最後に副校長から、楽しく、活発にディスカッションできていたこと、自立を促進する視点は、患者さんによって異なってくるため、アセスメントの視点を大事にするように、ご講評をいただきました。
臨地実習も残り少なくなり、1人の受け持ち患者さんを通して学ぶ機会を大事にしながら、成長していって欲しいです。