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授業・演習風景【2025年7月】

【1年生 演習風景】
入学してはや3か月が経過しました。
授業内容も徐々に専門的になり、基礎看護技術、寝衣交換の演習を行いました。
患者役、看護師役を交替しながら、関節の動きに無理がなく、皮膚に摩擦が起こらないよう、安全安楽な看護技術の習得を目指して演習しています。

学生同士で教科書(タブレット)の動画を確認しながら、着ていた寝衣と新しい寝衣ができるだけ交差しないように寝衣交換を行い、患者さんに安楽を提供できるように演習していますが、「むずかしい・・・」と苦戦しながらも一生懸命取り組んでいます。

演習の中で、2名の教員が実習室をラウンドしながら、個別指導を行っています。

【2年生 演習風景】
成人看護学援助論Ⅱの授業で、2型糖尿病患者さんに対する食事指導のシミュレーション演習をしています。
グループ代表の学生が、グループで考えた指導案をもとに、患者さん役の教員に対して実践していきます。

患者役の教員に対し、作成した資料やフリップを用いて、実際の患者さんがご自身の生活スタイルの中に必要な食生活を取り入れられるよう、患者さんと一緒に考えることが重要になります。

シミュレーションの後はデブリーフィングで、グループ代表の学生が実践したことを振り返り、患者役の教員の反応や学生の関わりから、どのようにすれば、効果的な食事指導になったのか、ブラッシュアップしていきます。
今後の臨地実習で、患者さんとの関わりにつなげて欲しいです。

また、人間関係論演習の授業では、2年生が学校祭の企画、運営を中心になって行い、対象者の理解や組織運営、思いの伝え方などを学んでいます。その企画の資料を前もって準備したうえで各企画のリーダーがプレゼンテーションを行い、教員が実践可能であるか、看護学生らしさが含まれているかを確認しながら聴いています。

教員の質問に対して、各企画のリーダーが知恵を振り絞って返答しています。
今年の学校祭は、2025年12月6日(土)に開催いたします。楽しく日頃の学習成果が伝わるような企画を準備して全学年で力を合わせて皆さんをお迎えしようと思っています。皆さんのご来場をぜひ、お待ちしております。

【2・3年生合同演習】
2年生が7月22日から基礎看護学実習Ⅱに行きます。この実習は、受け持ち患者さんを担当し、看護過程(看護師が患者に最適なケアを提供するために行う、一連の計画的な活動の思考過程のことを言います)を活用する初めての臨地実習です。
実習準備として、臨地実習で経験を重ねる3年生が患者役になっています。
酸素療法中の患者さんが車いすへ移乗する時の技術や車いすでの移動時に、酸素ボンベを使用するため、酸素の残量や流量を確認する技術を指導しています。

バイタルサイン測定(体温、血圧、脈拍、呼吸数、意識レベルについて、生命活動を維持するために必要な基本的な指標を測定すること)を演習しています。

点滴をされている患者さんの寝衣交換を演習しています。
寝たままの患者さんの更衣をするだけでなく、点滴チューブが加わり看護技術の難易度が上がるので、3年生が説明や実践を通して熱心に指導しています。
合同演習で得た学びを臨時実習で活用してほしいです。