学生が教務長へ直撃インタビュー

学生×教務長 直撃インタビュー

先生、うちの看護専門学校をどのような学校にしていきたいですか?
「そうですね。本校の教育理念にもあるように『勤労者医療に貢献できる看護の実践者の育成』が特色ですね。」
「入学する前は、そもそも「勤労者医療」ってなんだろうって感じでした。「国際看護」とか「災害看護」という言葉よりも少し耳慣れない感じもあるんですよね。」
「おっしゃるとおり~。「勤労者医療」のことを学んだみんなが、まずは、ちゃんと人に説明できるようになっておいて欲しいですね。」
「おっと(苦笑)説明して下さいとか言いますか?」
「いやいや、まあ、今日のところはいいですけど(笑)
まず、勤労者医療とは、ホントに一言で言えば、「勤労者の健康と職業生活を守ることを目的として行う医療」ですよね。方向性としては、「働く人々の健康の保持・増進から職場復帰に伴う就労に対する医学的支援」ですね。 具体的には、「疾病と作業」「職場環境」「働く人々の疾病の予防、早期発見、治療」「リハビリテーション」「職場復帰」「疾病と職業生活の両立の促進」といったところでしょうか。 」
「実習で出会った患者さんは、糖尿病で入院されていて、食事療法や薬物療法、運動療法の方法を学んで退院されました。職場でどんなふうにインスリンの自己注射をすればいいかを一緒に考えました。娘さんが全員お嫁に行くまで、仕事は続けるんだっておっしゃっていました。」
「病気を抱えながら、お仕事されている人は大勢いらっしゃいますよね。」
「そうそう、それに仕事が生き甲斐っていう人、案外多いですよ。」
「うんうん、高齢の患者さんからも、ご自分がどれだけ仕事に打ち込んできた人生だったかというお話をよく聴きますよ~」
「そうだね。みんな働くということを通して、自分が社会の中で必要な存在であることを確かめながら生きているのかもしれないね。」
「ふか~い!!」

「(笑)働くということは、「人」のために「うごく」っていうこと。その自分の働きを人が認めてくれたらうれしいよね。
社会の中で、人に認められながら生きていくためには、「働く」ということ抜きには語れないよね。 勤労者医療というのは、人が社会の中で自分らしく生きていくための基本的な営みを支えることといってもいいのかもしれないね~ 」
働く人たちの疾病の予防、早期発見、治療、リハビリテーション、職場復帰の重大さがずっしり入ってきたかんじ~!!」
「そりゃあ、よかった☆」

研修風景


  

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